野菜の種類
[ブロッコリー]選び方とおいしくたべるための保存法
濃い緑色が鮮やかなブロッコリーは、β-カロテン、ビタミン(ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE)や、食物繊維などを豊富に含む、栄養満点の万能野菜。最近では通年でスーパーに出回っており、サラダや炒めものにはもちろん、お弁当にも重宝します。寒くなるにつれて甘みが増し、10~3月までが旬です。
栄養素
- ビタミンB6
- ビタミンC
- ビタミンE
- 食物繊維 など
旬・産地
旬は10~翌年3月。寒くなるにつれて甘みが増します。冷涼な気候を好み、夏は北海道や長野などで、冬から春は関東以南の暖地で栽培され、周年供給されています。
選び方
おいしいブロッコリーを選ぶポイント①
花蕾(つぼみ)がかたくしまっていて、こんもりと丸く盛り上がった形のものを選びましょう。上から見て緑色が濃く、花蕾の粒がそろっているのもポイントです。
おいしいブロッコリーを選ぶポイント②
写真左のように、茎の切り口がみずみずしいものを選びましょう。中心までみずみずしいものは、柔らかく甘みがあります。
保存方法・期間
生のまま保存する場合
茹でずに調理する場合(中華など)や、生のまま保存するときは、表面の水分をよく拭き取り、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。茎を下向きに立てて入れましょう。
茹でてから保存する場合
新鮮なうちに茹でて、密閉容器に入れて冷蔵保存し、2~3日以内に使いきりましょう。すぐに食べない場合は、重ならないように平らに広げて保存袋に入れ、冷凍保存します。
下ごしらえのコツ
ブロッコリーの切り方
部位や料理にあわせて切り方を工夫すると、異なる食感を楽しめます。
茎
① ひし形切り:炒めもの、スープの具
② 短冊切り:炒めもの、酢味噌あえ
③ 縦1/2カット:スティック野菜、炒めもの、肉巻き
④ 拍子切り:炒めもの、スティック野菜
⑤ さいの目切り:スープのうきみ、ポテトサラダ、チャーハンの具
花蕾
⑥ 小房、花蕾を一つずつばらばらに:スープ、サラダ、かき揚げの具、パスタの具
⑦ 1/4カット:和えもの、ソテー
⑧ そのまま1個、または1/2カット:シチューやカレーの具、お弁当の具
ブロッコリーの茹で方
- 葉を取り除き、太い茎の部分で切り離して洗う。
- 花蕾は小房に分け、茎はスの入った部分とかたい皮を切り落とす。
- 鍋に湯をわかし、塩(1~2%)を加える。茎を先に入れ、1~2分たったら花蕾部分を茹でる。
- 緑色が鮮やかになり、茎に竹串を刺して通るくらいにやわらかくなったら(約3~4分)、取り出して冷水に浸して冷ます。冷めたらザルにあげ、花蕾が含んだ水分をしっかりと切る。
ポタージュにする場合
香味野菜といっしょに煮込んで、柔らかくなったらミキサーにかけます。ポタージュにすると、栄養を余すことなく摂取できます。
写真:小林友美
制作・監修:カゴメ
参考文献:『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
出典:
農林水産省 平成26年産野菜生産出荷統計(産地)
独立行政法人農畜産業振興機構
「今月の野菜」ブロッコリー(寒さに当たると紫色になる)
野菜ブック「ブロッコリー」(周年供給)
「日本食品標準成分表」「日本人の食事摂取基準」「国民健康・栄養調査」の数値は記事初出時の最新データを参照しています。これら数値は変更になることがありますので、記事を活用いただく際には最新の数値をご確認ください。
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最終更新:2022.12.18