野菜の種類
[プチヴェール]花のような新野菜、保存や下ごしらえのコツは?
芽キャベツとケールの交配からつくられたプチヴェール。フランス語で「小さな緑」という意味を持つ、日本で生まれたアブラナ科の野菜です。苦みのあるケールからつくられていますが、味にクセがなく、加熱するとほんのり甘くなるのが特徴。緑のバラのような見た目で、食卓に華を添えます。
栄養素
- たんぱく質
- カルシウム
- 鉄
- カリウム
- β-カロテン
- ビタミンE
- ビタミンC
- 葉酸
- 食物繊維
旬・産地
プチヴェールの発祥地は、静岡県磐田市。旬は冬で、11~翌年3月にかけて収穫され、出回ります。
選び方
葉が黄色くなっておらず、みずみずしくて、小さめのものを選びましょう。茎の切り口は、軸の中心まで緑色のものが新鮮です。花つきの場合は、菜の花の一種として花ごと食べることができます。つぼみが開いていないものを選ぶようにしましょう。
保存方法・期間
プチヴェールをおいしく保存するコツ
乾燥しないように、保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。5日ほど日持ちします。
下ごしらえのコツ
加熱して使う
葉と葉の間をよく洗い、熱湯で2分ほど下茹でします。火を通すことで、より鮮やかな緑色になり、甘みが出ます。サラダやスープの具材におすすめです。
煮崩れしにくく、味にクセがないので、天ぷらやシチュー、グラタンの具など、和食にも洋食にも合います。最近では「プチヴェールルージュ」「プチヴェールホワイト」といった新たな品種も出てきました。色鮮やかなプチヴェールで、食卓に彩りを添えましょう。
文:KWC
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献:
『改訂9版 野菜と果物の品目ガイド』(農経新聞社)
出典:
日本食品標準成分表2015年版(七訂)
独立行政法人農畜産業振興機構「野菜のいろいろ」プチヴェール(収穫時期)
増田採種場
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最終更新:2022.08.12