家庭菜園入門!プランターでかんたんレタス栽培[準備&種まき]

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家庭菜園入門!プランターでかんたんレタス栽培[準備&種まき]

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サラダや料理の彩りに大活躍するレタス。実は初心者でも簡単に育てることができる野菜のひとつです。中でも「リーフレタス」のように玉にならないタイプは、プランターでかんたんに栽培でき、種まきから60日ほどで収穫できるのでおすすめです。道具もすべて、ホームセンターでそろうので、気軽に家庭菜園を始めてみませんか?レタスの種から芽が出るのに最適な温度は18~20℃なので、春か秋に種をまきましょう。

※10℃以下や25℃以上になると発芽しにくくなります。

用意するもの

  • 種(リーフレタス、サンチュなど)
  • プランター
  • 野菜専用培養土
  • 鉢底石
  • じょうろ
  • 移植ごて(小型の園芸用シャベル)

レタスを2株つくる場合は、プランターの大きさは幅50×奥行き20×高さ20cmに培養土10リットルが目安。3株つくる場合は、プランターの大きさは幅65×奥行き20×高さ20cmに培養土は14リットル程度用意しましょう。

種のまき方

  1. プランターに鉢底石を敷き、縁から2cm下くらいまで培養土を入れる。
  2. 指で深さ5mm~1cm程度のくぼみを、20~30cm間隔でつける。
  3. くぼみに種をまき、土をかぶせて軽くおさえる。種には発芽しないものや、弱々しい芽しか出ないものもあるため、1カ所につき、4~5粒ずつ入れておく。

    レタスの発芽には日光が必要なので、かぶせる土は薄めにすること。

  4. プランターの底から流れ出るまで、たっぷりと水をやる。

発芽までの水やりは、とくにたっぷりと

葉のみずみずしさが特徴のレタスは、水切れしないようにすることが大切です。とくに、発芽する前に乾燥すると、芽がでなくなります。土が乾ききる前に1日1回、プランターの底から水が流れ出るまでたっぷりやりましょう。

発芽までの水やりは、とくにたっぷりと

種まき後、発芽するまでは乾燥しないように日の直接当たらない、涼しい場所に置きましょう。4~5日ほどで写真のような芽が出そろいます。

藤田 智

藤田 智

恵泉女学園大学教授・副学長

1959年秋田県湯沢市生まれ。宮澤賢治に憧れ、岩手大学農学部に入学し、同大学院修了。向中野学園高校教員、恵泉女学園園芸短期大学助教授を経て、現職。専門は、園芸学、野菜園芸学。野菜栽培に関連する著書は160冊を超え、「NHK 趣味の園芸 やさいの時間」や日本テレビ「世界一受けたい授業」などのTVにも多数出演する。家庭菜園や市民農園の指導、普及活動を通じて、野菜づくりの楽しさを広げる取り組みを行っている。
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最終更新:2024.05.19

文:KWC
写真:谷山真一郎
監修:藤田智、カゴメ
参考文献:『新版 これで失敗しない家庭菜園Q&A』藤田智監修(家の光協会)
『ベランダですぐ始められる コンテナで野菜づくり』藤田智著(日本文芸社)
『野菜とハーブのプランター菜園』藤田智監修(ブティック社)

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