にんじん嫌いも生で食べたくなる甘みの強い品種
糖度が高い、にんじん特有の香りが少ない、葉まで生で食べられるなど、さまざまな品種を紹介します。
●五寸にんじん
根の長さが15~20cmくらいの円錐形の西洋にんじんで、最も市場に出回っている、クセのない品種です。品種改良により甘みが強くなり、にんじん特有の香りも少なくなっています。
●金時にんじん
別名、京にんじんとも呼ばれる、現存している国内唯一の東洋にんじんです。長さは30cmほどで、甘みが強く、肉質もやわらかく、トマトのようにリコピンを含み、深い赤色が特徴です。
●京かんざし
金時にんじんを早採りしたもので、実も葉も丸ごとおいしく食べられる京都産の品種。金時にんじん以上に甘みが強く、肉質もやわらかいのが特徴です。
●ベビーキャロット
別名、ミニキャロットとも呼ばれる小型の西洋種で、長さが10cm程度。甘みが強く、にんじん独特の香りも少なく、生で皮ごと食べられます。スティックサラダなど料理の付け合わせなどにもよく使われます。
最後に
最近は、黄や赤、紫、黒、ベージュ、白などカラフルにんじんもあり、見た目でも楽しむことができます。にんじん嫌い克服法として、調理の工夫のほかに、品種選びも選択肢のひとつに加えてみてください。