野菜の種類
[白菜]栄養と選び方、旬、保存、下ごしらえ、切り方などまとめ
白菜は、野菜の中でもカロリーが低く、いろいろな食材との相性もよい淡色野菜。霜にあたるとおいしさが増すと言われていて、旬は冬です。鍋料理は煮込むことでかさが減ってたくさん食べられるため、特におすすめです。
栄養素
- ビタミンC
- ビタミンK
- 葉酸 など
旬・産地
11月から2月にかけての寒い季節が旬ですが、品種や作型、産地を工夫することで、春白菜(5~7月)、夏白菜(8~10月)、秋冬白菜(10~翌年3月)というように周年出回ります。
出荷量では茨城県がダントツで、長野県、鹿児島県がそれに続きます。また、夏から初秋にかけては長野県、北海道、群馬県などの高冷涼地で栽培されています。
選び方
丸ごと白菜の選び方
白い葉の部分に、張りとつやがあるものを選びましょう。根に近い部分が豊かに太っているものは、1 枚の葉が大きく肉厚で、味が濃いものが多いようです。持ってみてずっしりと重みのある、巻きの固いものを選びましょう。
カット白菜の選び方
切り口がきれいでみずみずしいものが新鮮。また葉がぎっしり詰まっていて、まっすぐ伸びているもの、中心部分の葉が、黄色くて厚みのあるものを選びましょう。
保存方法・期間
丸ごとの保存方法
基本的には冷蔵庫の野菜室で保存しますが、冬なら、キッチンペーパーに包んでから新聞紙で全体を包めば、冷暗所でも保存できます。畑で生えていたときと同じように立てて保存するのが長持ちさせるコツです。
カットした白菜の保存方法
カットしたら乾燥を防ぐために、密封して冷蔵庫に立てて保存します。みずみずしいうちになるべく早く使い切りましょう。
下ごしらえのコツ
丸ごと1個をきれいに半分に切る方法
- 白菜をひっくり返して、根から包丁を入れて1/3 のところまで切る。
- 手でさくようにして、2つに分ける。
白菜の切り方
繊維に沿ってせん切りにすれば、しゃきっとした食感をいかしたサラダに、繊維を垂直に切るようにすれば、さっと煮ただけでも口当たりのよいスープの具になります。
① そのまま使う(ロールキャベツのように茹でてひき肉を巻く、ひき肉と交互に重ねて蒸す)
② 5~6cmにカット(鍋ものの具、トマトソースやクリーム煮、茹でてあえる)
③ 5~6cm角にカット(トマトソースやクリーム煮、茹でてあえる)
④ そぎ切り(スープの具、中華風炒め、八宝菜、ベーコン炒め)
⑤ 繊維に沿ってせん切り(サラダ、ゆでてごまあえ、からし酢味噌あえ)
⑥ 繊維を垂直に切るように、せん切り(春雨スープ、コールスロー)
写真:小林友美
制作・監修:カゴメ
参考文献:
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』白鳥早奈英・板木利隆監修(高橋書店)
出典: 農林水産省 平成26年産野菜生産出荷統計(産地) 秋・冬 夏
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最終更新:2023.01.12