風味を損なわない、きのこ保存のポイント
きのこの魅力といえば、豊かな風味。その魅力が損なわれないよう、次のポイントを押さえて保存しましょう。
- 洗わない/
風味が落ちるため、基本的には洗わずに保存しましょう。 - 汚れは湿らせたキッチンペーパーで拭き取る/
汚れやほこりが気になる場合は、キッチンペーパーを湿らせて拭き取りましょう。ぬめりのあるもの(なめこなど)は、サッと水洗いします。 - 湿気に気をつける/
余分な水分を吸収できるように、キッチンペーパーで包みましょう。
種類別、きのこの冷蔵保存法
きのこは水分に弱いので、風味いを長持ちさせるには湿気を遠ざけることがポイント。買ってきたときのパックや袋のまま冷蔵庫に入れっぱなしにせず、種類ごとに適した保存方法を覚えましょう。
■椎茸
石づき(軸の先端部分)をつけたまま軸を上にして、2、3個ずつキッチンペーパーで包みます。
軸側を上にして保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。約10日間日持ちします。
■しめじ
石づきを残したまま、キッチンペーパーで包みます。
ポリ袋に入れて野菜室へ。しめじは種類によって保存期間が違います。ぶなしめじは約10日、本しめじ・はたけしめじは約1週間、ひらたけしめじは約2~3日です。
■なめこ(脱気パックに入ったもの)
未開封の場合は、そのままの状態でチルド室へ。約1週間日持ちします。
使いかけの場合は、茹でて冷水にさらします。水をしっかりきってフタ付きの容器に入れ、チルド室へ。約3日で使いきるようにしましょう。
■まいたけ
包装から出し、そのままキッチンペーパーで包みます。
保存袋に入れ、野菜室へ。約1週間日持ちします。
■エリンギ
包装から出し、そのままキッチンペーパーで包みます。
保存袋に入れ、野菜室へ。約1週間日持ちします。
■えのき
根元部分の石づきがついたままキッチンペーパーに包みます。
保存袋に入れて、野菜室へ。約1週間日持ちします。
■マッシュルーム
4、5個など、使いやすい量ごとにキッチンペーパーに包んで保存袋へ。
保存時の適温は2~5℃のため、温度の高い野菜室ではなく冷蔵室で保存します。保存期間は約1週間です。
最後に
きのこは、ひと手間加えて保存すれば、風味をより長持ちさせることができます。きのこの種類に合わせた保存方法をマスターして、おいしく食べきりましょう。