野菜を一緒にとってバランスよく
茹でたうどんの栄養素は100gあたり、たんぱく質2.6g、炭水化物21.6gなどで構成されています。β-カロテンなどのビタミン類はほとんど含まれず、ミネラル類はカリウム9g、カルシウム6gなどです。野菜を一緒に食べることで、バランスがよくなります。
もやし、タマネギ、にんじんなど野菜を使った麺レシピ
郷土料理の麺レシピを3つ紹介します。
●ほうとう
ほうとうは日本各地に伝わる郷土料理で、幅広の麺が特徴。山梨県では武田信玄の陣中食だったともいわれています。
材料(1人分)
- ほうとう(生):120g
- 豚もも薄切り肉:60g
- 油揚げ:1/2枚
- かぼちゃ:50g
- にんじん:20g
- 大根:50g
- ネギ:1/3本(約20g)
- 味噌:大さじ2
- 酒:小さじ1
- だし汁:800ml
作り方
- 豚もも薄切り肉は一口大、油揚げは油抜きして横半分に切り、さらに1cm幅程度に切る。かぼちゃは2mm程度の厚さに切る。にんじんと大根はいちょう切りにする。
- ネギは斜め切りにする。
- 鍋にだし汁を煮立たせ、1を加える。野菜に火が通ったら、ほうとうをほぐしながら加えて煮込む。
- ほうとうが好みの固さになったら2を加え、味噌と酒で味を調えて完成。
●しっぽくうどん
香川県の伝統的な郷土料理。数種類の旬の野菜と油揚げや豆腐などをだし汁で煮込み、茹でた温かいうどんにかけていただきます。
材料(4人分)
- うどん:4玉
- にんじん:100g
- 大根:300g
- ごぼう:100g
- 里芋:150g
- 油揚げ:1枚
- 豆腐:1/2丁
- ネギ:3本
- 煮干しだし:水1000ml、煮干し30g
- 薄口醤油:60ml
- みりん:30ml
作り方
- にんじん、大根は3cmくらいの長さの短冊切り、油揚げは油抜きして短冊切り、豆腐は2cmくらいの角切りにする。
- 里芋は皮をむき、一口大に切り、塩でぬめりを取って水で洗う。ごぼうは大きめのささがきにし、水につけてあく抜きをする。
- 煮干しの頭とわたを取り、水とともに鍋に入れて火にかける。沸騰したら弱火にして、あくを取りながら15分ほど煮てザルでこし、煮干しだしをとる。
- 洗った鍋に3を戻し、1と2を入れ、具材がやわらかくなったら豆腐、薄口醤油、みりんを入れて5~6分ほど煮て味を含ませる。
- 茹でて温めたうどんを器に入れて4をかけ、上から小口切りにしたネギをちらして完成。
●皿うどん
長崎県の名物郷土料理。汁気の多いちゃんぽんを配達しやすくするため、スープにとろみをつけたのがその始まりといわれています。
材料(4人分)
- 皿うどん麺:4人分
- 豚薄切り肉:200g
- えび:4尾
- にんじん:200g
- タマネギ:1個
- もやし:100g
- キャベツ:4枚(約200g)
- 絹さや:12枚
- なると:70g
- 塩、こしょう:各少々
- サラダ油:大さじ2
- 鶏がらスープ(鶏がらスープの素を水で溶いたもの):600ml
- ウスターソース:小さじ2強
- オイスターソース:小さじ2強
- 砂糖:小さじ1
- 水溶き片栗粉:片栗粉、水各大さじ1と1/2
作り方
- にんじんは食べやすい大きさに切り、さっと茹でる。タマネギ、豚肉も食べやすい大きさに切る。絹さやはさっと塩茹でし、半分に切る。
- もやしは水洗いし、キャベツは細めのざく切りにする。えびは背わたと殻を取っておく。なるとは3~4mm厚さの斜め切りにする。
- 鍋にサラダ油をなじませて、豚肉を強火で炒め、塩、こしょうで下味をつけ、色が変わったら皿に取り出す。
- 鍋にサラダ油(分量外)を足してタマネギ、にんじん、キャベツ、もやしの順に加えて炒め、3を戻し、えび、なるとを加え、鶏がらスープを注ぎ入れる。
- 4が煮えたら、絹さやを入れ、ウスターソース、オイスターソース、砂糖で味を調える。水溶き片栗粉でとろみをつけ、皿に盛った皿うどん麺の上にかけて完成。
最後に
野菜のうまみや食感も同時に楽しめる、さまざまな麺料理を試してみましょう。