かぼちゃやほうれん草など野菜の下ごしらえの基本
離乳食に使う野菜の下ごしらえの仕方を、かぼちゃ、にんじん、トマト、ほうれん草、キャベツを例に紹介します。
●かぼちゃ
種と皮を取り除き、やわらかく茹でて細かく刻みつぶす。
●にんじん
皮をむき、細かく刻んでよく茹でてつぶす。
●トマト
皮を湯むきし、種と芯を取り除く。細かく刻んでつぶす。
●ほうれん草
下茹でしてあくをとる。やわらかい葉先だけをこまかく刻んでつぶす。
●キャベツ
芯を取り除いてやわらかい葉を茹で、細かく刻んでつぶす。
成長期別かぼちゃやほうれん草の離乳食レシピ
野菜でさっと作れる離乳食レシピを、成長期別に野菜のつぶし具合や硬さなどとともに紹介します。
【ごっくん期(5~6カ月)の野菜の下ごしらえ】
野菜の皮や芯は取り除き、やわらかく煮ます。さらに、よくすりつぶし、なめらかにします。
●かぼちゃのペースト
甘いかぼちゃの離乳食
材料
- かぼちゃ:180g(約1/8個)
- だし汁:200ml
作り方
- かぼちゃは種と皮を取り除いて一口大にカットする。
- 鍋にだし汁200mlを入れ、1をやわらかくなるまで煮る。
- 2をすりつぶす。水分が足りないようなら、だし汁(大さじ1:分量外)をさらに加えてペースト状にする。
【もぐもぐ期(7~8カ月)の野菜の下ごしらえ】
食事に興味を持ち、手づかみで食べようとする様子も見られる時期。舌を上あごに押し付けて、つぶして食べることも覚えるので、形を残す場合は舌でつぶせる硬さに。野菜は2~3mmほどの角切りか、粗くつぶした状態がよいでしょう。
●里芋とほうれん草のポタージュ
たくさん食べ始める時期にも満足のポタージュ
材料
- 里芋:120g(中2個)
- ほうれん草:30g(2株分の葉先)
- だし汁:100ml
作り方
- 里芋は皮をむき、一口大に切る。
- ほうれん草は下茹でして、やわらかい葉先をこまかく刻んでつぶす。
- 鍋でだし汁を温めて、1をやわらかく茹でる。さらにほうれん草を加え、ふたをしておよそ2分間茹でる。
- 粗熱をとり、トロトロになるまでブレンダーにかけてでき上がり。
【かみかみ期(9~11カ月)の野菜の下ごしらえ】
自分で食べたいという自立心もでてくるこの時期。あごを上下に動かして、歯ぐきでかむ食べ方を覚え始めるので、歯ぐきでつぶせる硬さを目安にしましょう。野菜は1cm角くらいがよいでしょう。
●かぼちゃとれんこんのドリア
豆乳クリームで作る満腹ドリア
材料
- かぼちゃ:35g(ピンポン玉大2個分ぐらい)
- れんこん:30g(厚さ1cm程度の輪切り)
- 軟飯:100g
- 粉チーズ:大さじ1/2
<豆乳クリームソース>
- 豆乳:100ml
- 小麦粉:大さじ1
- バター:10g
- ブイヨン(顆粒):2g
[準備]
オーブンを200℃に予熱しておく(オーブントースターでも可※)。
作り方
- かぼちゃは一口大に切る。れんこんは皮をむいて1cmほどの厚さに切り、さらに一口大に切る。
- 1を3~4分ほどやわらかく茹でる。
- 1、2が茹で上がったら、粗みじん切りにする。
- フライパンにバターを入れて溶かし、小麦粉を少しずつ入れてダマにならないように混ぜ合わせる。数回に分けて豆乳を入れ、少しずつのばす。ブイヨンで味をととのえる。
- 耐熱容器に軟飯を敷き、3をのせてその上に4と粉チーズをかける。
- 200℃に予熱しておいたオーブンで8分ほど焼いたらでき上がり。
オーブントースターを使う場合は、表面に焼き色が付くまで7~8分焼く。
最後に
野菜の離乳食を作ってみてください。