春分の日と秋分の日が毎年変わるのはなぜ?風習や食べ物も紹介

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春分の日と秋分の日が毎年変わるのはなぜ?風習や食べ物も紹介

監修:

それぞれ「国民の祝日(*)に関する法律」で祝日に定められており、年によって日付が変わる「春分の日」と「秋分の日」。時期や由来に加えて、食べ物についても解説します。

春分・秋分の日はいつ?

実は、法律では具体的な日付は定められていません。天文学上の言葉である「春分日」と「秋分日」とされており、国立天文台が毎年2月に公表する暦要項によって、翌年の春分の日、秋分の日の日付が確定します。

将来の春分・秋分日は、地球の運行状態が変わらないと仮定して、計算することができます。その結果では、春分日が3月20日か21日、秋分日が9月22日か23日とされています。ただし、地球の運行状態は常に変化しているため、必ずしも計算通りになるとは限りません。

春と秋のお彼岸

●春のお彼岸

春分の日の前後3日ずつ、計7日間が春のお彼岸です。牡丹の花にちなんだ「ぼたもち」をお供えして、先祖供養をします。

●秋のお彼岸

秋分の日を中日として、前後の3日を合わせた7日間が秋のお彼岸。萩の花にちなんだ「おはぎ」をお供えします。

ぼたもちやおはぎを食べるのはなぜ?

春分の日にはぼたもち、秋分の日にはおはぎを食べる

お彼岸にぼたもちを食べる習慣は、江戸時代に定着したと言われています。小豆の赤い色は邪気を払い災難から身を守るという験担ぎに加えて、昔は貴重だった砂糖を使うおはぎをお供えすることで、ご先祖様への感謝の気持ちを伝えるという意味合いも込められています。

●ぼたもちとおはぎの違いは?

諸説あります。漢字にすると「牡丹餅」と「お萩」であることから、春と秋に花が咲く牡丹と萩に見立てているという説や、「こしあんで作ったものがぼたもちで、粒あんのものがおはぎ」という説などです。

ぼたもちとおはぎの違い
※ 諸説あります

最後に

春分・秋分の日にぼたもちやおはぎを食べながら、季節の移り変わりを感じてみてください。

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