リボベジとは
生の野菜を調理したり、食べたりした後に残った根やへたなどから、再び食べられる部分を育てて収穫する方法のことです。
●リボベジのメリット
環境省のデータによると、家庭から出るゴミのうち、調理くずや食べ残しなどの生ゴミが占める割合は約28%。およそ1/3近くになります。リボベジは野菜の生ゴミを減らすことができて、家計にも優しいエコ活動といえます。
また、水耕栽培でできる手軽さも魅力です。プランターや土を使って家庭菜園をする場合、種や肥料などの準備をしなければなりませんが、リボベジは、水と再生させたい野菜が入るサイズの入れ物があればOK。初心者でも気軽に始められますし、入れ物の見た目にこだわれば、おしゃれなインテリアにもなります。
●育て方の注意点
上手にリボベジするコツを紹介します。
- 日当たりの良い場所に置きましょう(直射日光は避けてください)。
- 水は少量にして、野菜全体を浸さないようにします。
- 水は1日1回取り替えましょう。
- 容器が汚れたら、きれいに洗ってください。
- カビや異臭が発生したときには捨てましょう。
- 再生は1~2度にとどめましょう。
●リボベジしやすい野菜
豆苗、大根の葉、ネギ、小松菜、ほうれん草などがおすすめです。
VEGEDAY編集部では今回、豆苗、ネギ、小松菜のリボベジに挑戦しました。
用意するもの
- 野菜の調理で残った部分(詳しくは各野菜の写真参照)
- 水
- 保存容器やペットボトル、グラス、器など、お好みの入れ物
豆苗
- 豆の部分を、2~3cmくらい茎を残した状態で切り落とします。
  
- 入れ物に入れ、根を水に浸します。
  
- 翌日には新しい茎が伸び始め、3日目には5~6cmほどになりました。
  
- 6日目には茎の数がグッと増え、生長の早い茎には既に葉がついています。
  
- 10日目にはほとんどの茎が10cm以上に。収穫して調理しました。
  
ネギ
- 根元を、下の写真のように長めに残して切ります。
  
 
- 入れ物に入れ、水に浸します。ネギのように縦に伸びる野菜はスポンジに穴を開けて根を差し込むか(すぐ下の画像)、びんなどに大きな隙間ができないようにして入れると(その下の画像左下)、倒れずに育ちます。
   
- 中心から新しい部分が伸びてきます。写真は5日目の様子。
  
- 8日目には伸びた部分が3~4cmほどに育ち、色も濃くなっています。
  
- 12日目には下の写真のようにさらに伸びて、5日目の2倍以上の高さになりました。約18日で20cmほどに伸びたネギの青い部分を切り取り、薬味に利用しました。
  
小松菜
- 根元を、下の写真のように長めに残して切ります。
  
- 入れ物に穴を開けたスポンジをセットして小松菜の根を下の写真のように立たせ、水を入れます。
  
- 3日目にはもう新しい葉が出てきました。
  
- 7日目になると、だいぶ葉が増えました。
  
- 11日目にはさらに葉が大きく、厚くなりました。約20日で葉が15cmほどに育ったところで収穫しました。
  
最後に
スーパーで買ってきた野菜で手軽にできるリボベジ。ぜひ挑戦してみてください。
野菜の生長度は、室内の温度・湿度などにより異なる場合がありますことを、予めご了承ください。
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