栽培はいつから?名前の由来?栄養は?
[栽培]
三つ葉は、ニンジンやパセリなどと同じセリ科の植物で、数少ない日本原産の野菜。日本各地の山野に自生しており、野生の三つ葉は昔から食べられていました。東北地方などでは、現在も山菜として利用されています。野菜として栽培されるようになったのは江戸時代。元禄年間(1688~1703年)に記録があり、それ以前に始まったと考えられています。
[名前の由来]
1本の茎に3枚の葉が付くことから、この名前になりました。
[栄養]
スーパーなどで見られる糸三つ葉は、β-カロテンを3200μg(マイクログラム)と多く含む緑黄色野菜です。またビタミンKを220μgと豊富に含み、カリウム500mg、葉酸64μgを含みます(葉、生、可食部100gあたり)。
種類がある?
三つ葉は栽培方法の違いなどによって、「糸三つ葉(イラスト左)」、「切り三つ葉(中)」、「根三つ葉(右)」の大きく3種類に分けることができます。現在の主流は糸三つ葉。2016年の東京都中央卸売市場の取扱高では、糸三つ葉が1820t(全体の89.1%)、切り三つ葉が48t(2.4%)、根三つ葉が174t(8.5%)となっています。
・糸三つ葉
葉柄が全体的に青いのが特徴で、青三つ葉とも言います。露地栽培や水耕栽培で密生させて作ります。
・切り三つ葉
軟化栽培して根を切り取った三つ葉。白三つ葉とも言います。
・根三つ葉
葉柄が全体的に青いのが特徴です。露地栽培や水耕栽培で密生させて作ります。
花が咲く?
初夏になると花茎が伸びて花が咲きます。一方で、花茎が伸びると葉が固くなってしまうため、栽培の場合は早めに花茎を摘み取ります。
最後に
色々な料理に三つ葉を取り入れて、楽しんでください。