丸ごと茹でて、硬めに火を通すのがコツ
カリフラワーは丸ごと茹でることで、うまみを閉じ込めることができます。また、茹でてから小房に切り分けると崩れにくくなります。火が通りやすいので、硬めに茹でるのもポイント。加熱しすぎると崩れやすいだけでなく、歯ごたえ・味・栄養価ともに損なわれるので気をつけましょう。
基本の茹で方
- 房と茎を切り分ける。茎は、葉を切り落として皮を厚めにむき、繊維に沿って縦に切っておく(下の写真)。
- 沸騰した湯に、茎の方を下にして丸ごとの房を入れ、1~2分茹でる。茎も一緒に茹でる。
- 裏返して茹で、茎の部分に透明感が出てきたら竹串を刺し、弾力が残る(力を入れれば奥まで通る)程度のかたさで取り出す。
- ザルに上げて冷まし、余熱で火を通す。水っぽくなるので水にはさらさない。
茹でた房を切り分ける際は、大きい房の根元に包丁の刃先を入れ、小房に切り取る。大きい小房は、茎の真ん中に刃先を入れて切り分け、大きさを均一にする(下の写真)。
レモン汁や小麦粉を加え、ワンランク上の仕上がりに
- レモン汁で色よく仕上げる/
茹でるときにレモン汁や酢を少々加えると、褐変を抑えて綺麗に仕上がります。
- 小麦粉を加えてふっくら食感に/
茹でるときに小麦粉を少々加えるとふっくらとした食感に仕上がります。沸点が上がり、早く茹で上がるという利点も。
簡単でおいしい!おすすめレシピ2選
さっと茹でてサラダや炒めものに加えて、カリコリとした食感を楽しむも良し。くたくたに煮崩してスープやディップで甘みとコクを楽しむも良し。食感を楽しめる2つのレシピを紹介します。焼くだけ、煮るだけのシンプルレシピです。
オレンジやパープルなど、カラフルな色味を楽しんで
よく見かけるのは白色のカリフラワーですが、オレンジ色の「オレンジブーケ」、紫色の「パープルフラワー」などさまざまな色の品種があります。形状もスティック状の「カリフローレ」、ミニサイズの「ミニカリフラワー」など多彩。イタリアの伝統品種「ロマネスコ」は小房に分けるとクリスマスツリーに見えることから、クリスマスシーズンに人気です。いずれも白色のカリフラワーと同じ調理法で食べられます。お好みの品種を選んで、彩り豊かなカリフラワー料理を楽しみましょう。